真空乾燥後のハトメに残るシミ…1

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.178

「シミシリーズNO.3-1」

ハトメの製造では有名な来ハトメ様へ納入した石油系溶剤での問題について

 

真空乾燥後のハトメに染みが残るという問題が発生しました。弊社のスタッフ陣が懸命に対応しましたがなかなか解決しませんでした。その当時ハトメ等をフロン代替として石油系溶剤で洗う決断をされたのは日本で最初の会社だったと思います。

そこで日曜日に私がそのテーマ解決のために訪問して何が問題か勘案しました。そこで分かったことはしぼり加工時、粘性の高い油を使う訳ですがその部品を布袋へ入れてその袋を洗浄カゴの中へ入れて洗うことになっていました。

私がシミの原因を発見したのはそんなに時間はかからず、結局真空乾燥時に外側のステンレスカゴが乾き、次にハトメ(アルミ)が乾き、最後に布が乾く順になっていた為でした。布には油がゴッテリ付着しており、その油が付着してシミになっていることを発見したのでした。

続く)