洗浄は難しい仕事…バリ編

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.152

 

昔、大同メタル様より被洗浄物にバリがあり、超音波洗浄でわずかなバリまで除去出来ないか?との依頼がありました。その時、弊社研究担当だった技術士の吉岡正二さんが担当して色々な実験を繰り返していました。その後しばらくしてヒゲ状のバリがどうしても除去出来ないとのことで私も実験に参加しました。

そして顕微鏡でよく見るとフアフアしたヒゲ状に見えるものがありました。そこで吉岡さんにそのヒゲ状のものをライターで火を付けてみたら?と提案し、吉岡さんが実施したところチュルチュルと燃えてしまったです。これはバリでない、多分手袋のカスであると判断しました。そして大同メタルへ報告したところ大変喜んでくれて、手袋を樹脂のものに変えたら問題解消したとのことでした。私が余計なことを言った為、洗浄機は売れずありがとうで終わりました。

洗浄は難しい仕事です。