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内野式洗浄の歩み。 シリーズNO.101

 

昔、焼結金属の洗浄で塩素系溶剤のクロロセンを使用するのですが焼結の為、溶剤が含浸してしまう状態でした。その為含浸した被洗浄物を何℃で加熱したら溶剤が抜けるかのテストを行いました。

ダンボールで乾燥機を作り槽内部を熱風機で温め、温度計で槽内温度をコントロールして(アメ玉のビンを沢山買ってきて)被洗浄物を入れ「何℃で何分」というサンプルを複数作成しました。

翌朝そのビンのフタを開けて「北川式検知器」にて内部の空気の汚染度合いを調べた結果、「100℃で30分以上」熱風機内へ入れておけば含浸液が抜ける事を確認して装置のシステムに取り入れました。

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